いとー先生のブログ

2012年断食

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【断食1日目】
断食1日目が始まった。
朝、昨夜泊まった東京の息子の家で目覚める。
静かな始まり。
今回も何か得るものがあるのだろうと感じる。
新幹線で名古屋に移動。
初日は仕事、名古屋のEMAスタイリストミーティング、
EMAのメンバーとお互い12月頑張ることを誓い
また年明けに報告し合えるように約束して別れる。
その後、大阪に移動、22時30分着、
それから断食の準備、準備と言っても衣服だけだが…。
今回の断食の場所は沖縄、
前回の阿蘇山では27日断食で体調が悪くなって断念したので、
今回は暖かな沖縄ですることにした。

費用的には変わらないが、
湧き水が無いので水の心配があるが
気候的には前回よりコンディションに良いだろうと思う。

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【断食2日目】
朝、7時に起き、家内に車で空港まで送ってもらう、
車の中で色々話しながら移動。
空港ではレストランは避ける。
いつもの沖縄行きなら、
空港で食事を取っていくところが、
26日まで何も食べないので、それは無し。
年内のセミナー関係の仕事は終わったが、
心の経営セミナーのパンフレット作り、
ネクストリーダー、
月刊BOBの原稿、来年ファイバーズームの井上さんと一緒に出す
「スタイリストの売り上げを上げる100スタイルレッスン」の単行本の原稿、
さらにその後出す「店販の達人Ⅱ」の大まかな構成と原稿、
までは15日くらいまでには仕上げなければならない。
という断食、さすがに断食も10日目を過ぎると思考能力が無くなり
原稿を書くのは無理になるが…。
毎回のことながら100キロウォークや長い断食にチャレンジするときは、
「なぜこんなことにチャレンジしたのか」と自分自身を後悔するのだが、
終わってみると自分自身なんらかの成長があり、
チャレンジして善かったと思う。
12時前に那覇着。
レンタカーを借りて、恩納村へ、デビューの伊藤さんと合流。
広くて快適な施設。ここで26日まで断食。

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【断食3日目】
昨夜は24時くらいの就寝。 朝、なかなか起きられない。
10時30分起床、髭をそり、トイレへ、宿便が出る。
いつもは断食終了後にしか出ない宿便が出た。
今まででは初めて、今回は、9月の中旬からほとんど休んで無かった上に、
途中100キロウォークもあり、
100キロが終わった後も2週間休みなく仕事をしていたので
体にかなり無理をさせた感じだった。
今回の断食後で体調を整えることにする。
毎度のことながら、チャレンジはじめは、
「なんでこんな事にチャレンジしたのか」と後悔するのだが、
普段、甘々になっている精神を立て直すには、
これくらいの荒行が必要なんだと思う。
今日は3人で、電機屋へ行き、その後、眞栄田岬へ行った。

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【断食4日目】
昨夜は、というか朝方に、吐きそうになった。
胃が少し痙攣したような感じで、
以前断食27日目で断念することになった時ほど
はひどくはなかったのだが、
今回はココに来るまでが忙しかったので
体調のコントロールが出来ていなかったのが原因か。
断食にも色々あり、
健康のための断食、
痩せるための断食、
精神を磨くための断食、
チャレンジ断食、…。
その人の魂の段階に応じて、
どれもOKですが、断食を商売にするのだけは、どうかと思います。
魂が穢れる感じがするのです。
昼、上西さんとマッサージに行く。
夜は、内臓の疲れがすっかり取れてきているせいか眠りにくい。

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【那覇空港】
上西さんが大阪に帰っていきました。
うれしそうですね。
明日の朝から復食です。

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【断食5日目】
今日は、目覚めてから体調がすごくいい。
「抜けた」ようだ。
上西さんが大阪に帰るので那覇空港まで送る。
今日は体調がすごくいい感じ。
2~4日目の朝までが、スゴク体調が悪く、
こんな状態で21日間も断食できるだろうかと不安になったが、
今日の感じならいけそうだ。
精神と肉体のコントロール、
あきらめずに最後までやり抜こう。
少しずつ、ヤル気が満ちてきた。
今回の断食は、何か新境地が開けそうな予感がしてきた。
52歳から先の人生に向けての何かが掴めそうな感じがしてきた。

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(なぜ?)
「なぜ断食をするの?」と、
よく聞かれるのですが
3日~7日くらいの断食は健康のためです。
体の中に溜まった防腐剤を体外に出すためと
普段の暴飲暴食、不規則な生活から来る
内臓の疲れを休めるため、
あとは感謝の念を深めるためですが、
長い断食は魂の向上のためですね。
後は副産物でボクの場合は本を書くので
長い断食後の発想は自分自身に
今まで無かったモノが思い浮かぶ、というか、
降りてくる、というか…。
ただね。
聞いてきた人が断食をするのかというと、
まぁ100人に一人くらいじゃないでしょうか。
どんなことでもね、やってみないとわからないですよ。
生まれて一度もトマトを食べたことが無い人に、
トマトの食べた味や食感、感じたことを説明しろ、と言われても難しいでしょう。
断食中は色々なことが思い浮かびます。
こうして書いておかないと、後になると思い出せません。
これまでの人生の反省。
未来に向けての構想。日常のするべき事。
ゆっくりとした時の流れの中で
自分自身を見つめなおすというのは、
こんな事なのではないでしょうか。

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【断食6日目】
昨夜は、25時就寝、8時30起床 昨日は寝苦しくなく眠れた。
朝からデビューの伊藤さんとタイガービーチ散歩。
30分くらい海を眺める。
断食が進むにつれて、心が調和された状態になっていく。
イルカやクジラ、などとも話が出来そうな気分。
我々は、人間界のコミュニケーションしか知らないから分からないが、
きっと我々が、牛や豚や馬を食べる目的として飼わなければ、
コミュニケーションが取れるようになるのではないだろうか?
我々人間の慢心は、自分たちが他の生物を殺し食することが
当たり前になっている所にあると感じる。
純粋な子供の頃、
よく道に捨てられている子猫を拾ってきて叱られて、
公園のマンホールに餌を持って行って買っていたことがあった。
あの頃の純粋な動物を愛する心、
こういう心が大切なのだと思う。

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【断食7日目】
ようやく1週間、いま、三分の一だ。
全国の皆さんから、100時間レッスン達成のメールが続々届く。
ものすごく勇気づけられる。
まぁ、1週間ご飯を食べていないわけなので、
苦しくないわけはないのだが、
全国のアシスタントのみんなが
「11月100時間レッスンすることが出来ました!」
「自分自身を変えることが出来ました」
「自分の甘さを克服できました」 というメールが届くと、
「ボクも頑張らねば」
「新境地を切り拓かねば」という思いになる。
12月の終わりにはスタイリストの売り上げ最高記録のメールが届く。
あなたの最高記録を始めて3年、
ゆとり教育の世代も捨てたもんじゃない、
という実感が起こってきた。
まだまだ日本はいける。
もう一回、世界に「日本あり」を示せると思えるようになってきた。
全国のみんな、頑張ってるね!
(写真は仙台の板橋さん)

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【続・断食7日目】
断食中は「欲を断つ期間」ボクにとっては、
この期間に学ぶことが大きい。
欲と言っても、善い欲と悪い欲があり、
「利己」や「自利」の小さな欲望にあくせくし一生を送る。
これを小者という、
「利他」の欲望、これは人間を大きくする。
こちらの方の欲望はぜひ拡大するべしで、
それをし続けた人を、
人物と言う。
誰もが欲はあるものだが、
出来れば「利他」の方であるのが良いが、
口で言うのはたやすいが実行するのが難しい、
そこで必要なのが自己を磨くことではないのだろうか?
とはいえ最近の日本の大人、
物質文明は進化しているが、
精神は退化していると思う。
ゆとり教育で悪いのは先生や親でしょう。
大人が頑張らないから子供が頑張らない。
大人が毅然として、凛々しく、清々しく、尊厳があれば
子供もそうなるのではないのでしょうか。
子供の方が純粋なのよ。
(写真は大阪の中野さん)

(お坊さんみたい)
ボクがこんな風に長い断食をしていると
「お坊さんみたい」っていう人が結構います。
お坊さんて、そんなお坊さん何十人もいてないって。
自分がやったことのない事は自分の知っている知識内の枠にはめ込もうとする。
本屋さん行くと色々な本が並んでいて、
時代小説とかマネジメント、宗教、思想哲学、人文科学、
あれ全部本屋さんが考えた枠組みで、
多くの人は宗教の本の中に
マネジメントの事が書かれている事を知らずに、
そのコーナーを通りすぎます。
ボクはそんな他人が考えた分類は気にしないようにしています。
その方が結構おもしろい。
なんでも「おもしろい」か「おもしろくない」かでしょう。
得するか損するか、でもなく、苦しいか楽かでもなく。
ただ、興味があることをするのに「根性」が必要な場合があります。
ボクは自分がしたいことをするのに必要な根性は持ち合わせています。
それもない人を口だけの人、とか、意気地なし、というのです。
やりたいことはスグやってみる!
ボクほどボウズに向いていない人間はいない、
お経も知らんし、
正座は5分が限界ですからね。
お坊さんはもっと行儀がいいでしょう。

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【断食8日目】
誰かが起きると、
3人も起きるという朝の過ごし方で、
ゆっくりと時間が流れ、
仕事の事、人生の事、本の話、昔の話、断食の話、などをしながら過ごす。
世の喧騒も聞こえてこなかったが、
朝、9時50分ごろ、北朝鮮がミサイルを発射、沖縄の上空を通過した。
今年は5月の沖縄復帰40年の時にも沖縄にいて、
本土では放送していないTV番組も見ることが出来た。
報道はコントロールされている。
沖縄に滞在して思うのは、米軍基地が75%、
毎日のように戦闘機が訓練する。
そして、中国との尖閣諸島、韓国との竹島、の問題。
本土にいる感覚と沖縄にいる感覚はゼンゼン緊張感が違うことが分かった。
本土の上空をミサイルが通過したらもっと大きな騒ぎになるだろうと感じる。
この感覚のズレ、それが我々日本人の平和ボケなのだと感じる。
軟弱な国風ではいけないと思う。

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【断食9日目】
静かな目覚め、今日は快晴。沖縄に来ての初めての快晴。
昨日、3月号のBOBの原稿を出し終わる。
断食中、ネクスト2月号、3月号、と合わせて三つの原稿を出し終わる。
年内の月刊誌の原稿は、これで終了。
時間を見つけながら
「スタイリスト売り上げを上げる100スタイルレッスン」の単行本の原稿に移る。
今回は、お正月も原稿を書こうと思っている。
来年は、この本と、「店販の達人2」と単行本を2冊出すので、
結構、書き溜めしないといけない。
ボクはもともとコンサルタントではないので本を書く時間は楽しい。
本が出た時は、もっと嬉しいが。
朝、高知の山本さん、富山の山崎さんを迎えに行く。
断食1日目の方々は元気。
メンバーが5名になり、サロンの話などに花が咲く。

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【断食10日目】
ようやく、日数も「二ケタ」になる。
断食も10日目を過ぎると、
夜が寝にくく、26時くらいまで寝れない。
昼寝なんかをしてしまうと、まったく寝れないくらいだ。
そして、朝は起きにくい。
起きにくいのは、寝れないからではなく、体が重くて起きにくいという感じ。
今のところまだ、立ちくらみなどはない。
脳の働きが次第に鈍くなり思考が止まり始める感覚だ。
今回は体重計が無いので、
何キロ減っているかは分からないが7~8キロは減っているだろう、
断食が明けたら少しずつ筋力を戻すためにウォークングを始めよう。
昨日に続き、今日も快晴で、
朝の10時にベランダのサッシを開け放して過ごしている。
これくらい暖かだと沖縄に来たという実感が湧く。
板橋さんが仙台に帰るので、那覇空港に送る。
入れ替わりでじゅんぺいさんが来る。
14時ころ、ムーンビーチまで散歩に行く、
少し日焼けするくらいの暖かさ、
24度、今日くらいの天気なら、沖縄らしい。
夜、ウッディ沖縄の金城さんが訪ねてきて下さる。

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【断食11日目】
今日から、折り返し地点。
朝、起きてから体が動かない。
2日目の方、3日目の方、6日目の方、
それぞれ動くスピード、思考のスピードが違う。
11日目のボクが1番遅いのだが。
だんだん思考が、ゆっくりになり、
過去の事、 今年あったこと、仕事の事、子供時代の事、
人生の反省、今の幸福、などのことが頭をめぐる。
そして、反省とヤル気、そんな感情が起こってくる。
手から出る「気」は増してきている。
「静の領域」に次第に近づいて行く。
原稿は、朝の時間を逃したら書けない。
夜になれば思考が、文章には向かない。
昨日くらいから、指先の皮がめくれ始める。
15時ころ、森脇社長がスタッフの皆さんからの誕生日プレゼントを持参下さる。
わざわざ沖縄まで、このためだけに…。
情のあつさに感動する。

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【断食12日目】
昨夜は、24時くらいまで、皆さんと話をし、
7時30分に起きる。起き上がるまでが、体が重い。
山本さん、じゅんぺいさんが帰るので、
11時30分に那覇空港に送り、中野さんと国際道理へ、
中野さんはお土産を買って17時過ぎの飛行機で大阪へ帰る。
ここからは、一人でがんばる。
12日目まで来ると、眼圧が下がるのか、目が見えにくくなり、
車の運転などはゼンゼン問題はないが、
本を読んだり、原稿を書いたりの場合、文字がぼやける。
急に立つと立ちくらみがするのと、
足の指先の血行が悪く冷えた感じがする。
阿蘇での断食より、気候が暖かいのでましだが。
折り返しを過ぎてからは、
そんなに長くないように思うが、考えてみると、あと9日間。
1週間断食より長い。
海を眺めて、心静かに過ごそう。

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【断食13日目】
みんな帰っちゃったので今日からは一人。
昨夜は25時くらいまで選挙のTVを観る。
日本の将来を考える。
自分の立場で出来る事を実行しようと決意する。
断食はダイエットの為にしているのではない。
ボクは思うが、まぁ40歳過ぎて
自分で自分の欲のコントロールが出来ていない人間は
見ていてみっともない。
もちろんボクも出来ていない。
誰でも人はどこか慢心している部分があって、
知らず知らずに、自分は出来ていると思っているところがある。
精神で肉体をねじ伏せる。
今回もそうだが、長い断食は、
はじめの頃に 肉体が逆らってくる。
今回は2~3日目の体調が最もひどく、
もう止めようかと思うくらいしんどかった。
2年前の27日の時は3日目くらいにギックリ腰になり、
もう止めようかと思った。
普段、自制しているつもりが、
出来ていないから肉体がブーブー文句を言っている。
それを精神というか魂でねじ伏せる。
そうすると、体調は良くなっていく。
これが心が肉体に勝った瞬間だ。
酒で失敗した人は、反省してもまた繰り返す。
借金をし、それを繰り返す人。
異性関係で失敗した人も反省してもまた繰り返す。
これを「業の流転」という、
流れを変える術を持たなければ人生後半で躓く。
40歳を過ぎると「自制する術」を持たなければならない。
ボクが年に2度断食をするのは、
断食直後は、ほんの些細なことにも感謝出来ていた自分自身が
半年もすると慢心していて忘れかけている。
それを思い出すためもある。
100キロウォークも同じ。
ボクが欲深い人間なので、
欲をコントロール出来る術を実行することにしている。
自分自身がブレないために。

(選挙)
選挙を見ていると、アホなアナウンサーがいかに多かがよく分かる。
中身が無いというは、わざわざ人を怒らせるような聞き方をしたり。
誰と誰が対立してるとか、あるいは大げさにタイトルを付けたり。
頭はいいのでしょうが、中身はないですね。
国家の発展とか長期的な目線がない。
今の日本はTVに、マスコミに踊らされているのではないか。
気を付けないと。

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(怒りのコントロール)
若いころは「怒りのコントロール」が難しかった。
ボクも最近は穏やかになったようだが、
高校まではラグビー、25歳までボクシングと
格闘技系のスポーツばかりで
周りにいる友達も荒くれ共が多かった。
それにグレていたから、まともな友人などいなかった。
バイクの事故で死んだ奴、
ヤクザになった奴、
シンナー吸い過ぎて精神病院に行った奴。
そこから立ち上がって、
今、まともに仕事をしている友達など数名しかいない。
昔は、怒りのコントロールが出来ずに、
色々失敗しました。
怒るようなことでもないのに怒る。
親や先生や社会に反抗していました。
つまらないことに突っ張ってね。
それが穏やかになりだしたのは子供が出来てからです。
子供を食べさせていかなければならない。
我慢を覚えました。
次に覚えたのは感謝。
自分もこうして育ててもらったんだ。
とか、自分一人で生きているんやないんだ。
多くの人たちに支えられて生かされているんだ。
いう感謝の気持ち。
そうすると、親や社会に感謝できるようになりました。
もちろん、薄汚い大人もいますが、
自分はそうはならないようにしようと思えるようになりました。
そうしている内に怒りのコントロールが出来るようになりました。
本当の、怒りのコントロールは、
我慢ではなく感謝。

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【断食14日目】
昨日からまた、寒くなってきた。
寒くと言ってもトレーナーでいける。
昨夜は、10時30頃、ウッディ沖縄のマーキュリー金城さん達が4人で来て下さった。
断食も、いよいよ終盤戦。
14日目になった。
今週の金、土くらいが次の峠か、という予測。
そこを越えれば、また楽になる。
夜は、スッと寝れるが、朝がなかなか起きられない。
意識は起きているが体が起きない。
昼、1時間ヨガをする。
体中がバキバキと音がして全身に血が流れ出すのが分かる。
沖縄のウィークリーマンション、今までの断食の中で一番環境がいい。
あと、水があれば最高の環境。
今のところまだ、単行本の原稿はかけている。
眼圧が下がってきているので目が見えにくいのが困るが。

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【断食15日目】
ヨガをし、モリワキさんの店長の皆さんが
贈ってくれたマッサージ器をかけると、
体の血行が良くなり楽になる。
15日間も食事をしていないと、
血液の動きがゆっくりになり、
水分が足りていないとさらに体が重い。
カルシウムは、昨日飲んだ。
カルシウムだけは、たまに飲んでおかないと、
手術で首の骨の移植した部分が悪くなると、
断食どころではなくなるので気を付けておかないといけない。
35歳までは、フルマラソンにも出ていたし、
縄跳びやサウドバックも叩いていたが、
脊髄腫瘍の大手術で首の骨を2個取り除き、
腰の骨を移植してからは、
激しい運動に体が耐えられなくなってしまった。
100キロウォークも21日間断食も、
ようやく自分自身のこの体でチャレンジできる限界点、
それもうまく体の調子を
みながら出なければ続けることは出来ない。
根性だけは負けていないつもりだが、
体力は20代の頃の自分自身には勝てない。
当たり前だが、残念。
まぁその分、何事も、永く続けることを心掛けている。
そうすると次第に人生が善くなっている。
これは手術の結果、無くしたものと得たものではないかと思う。
得たものの方が大きい。

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【断食16日目】
生死について考える。
今朝、快晴。 フッと感じたことが、
人が生まれるとき、また死んでいくとき、
おそらく何の心配もいらないのだろう。
何の恐怖もないのだろう。
ただ、任せておれば、光に包まれて産まれ、
光に包まれて死んでいく。
ただ、その時にただ任せていれば、
ということが大事で、
あの財産がもったいない、とか、
子供たちは大丈夫だろうか、とかの
欲望とか執着がそれを妨げる。
そういった、この世に執着を持つものが、
光と共に天国に上がれない。
妨げているのは自分自身の心。
どうせ、裸で生まれて裸で死んでいくのに。

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(悟り)
「悟り」というのは、発芽である。
今まで出ていなかった芽が出る瞬間である。
ただ、それですべてが分かったように思うのは、思い上がりである。
発芽の後に植物が成長するように、悟りの後からが本当である。
自分が悟ったその事を通じて、
悩んでいる人、迷っている人、に対して
いかに役立てることが出来るかの
「行動」これが伴ったときに発芽から成長へ移る。
なので「静の修行1割、動の修行9割」
これくらいの割合でちょうど良い。

(善き点を見つけられるリーダー)
小学校の先生の事を思い出していました。
5~6年の森西先生は、二年間の中で生徒を叱ったのは、
ただ一度だけ、斉藤君が窓から乗り出してふざけていたときだけ。
その時は、ビンタしたが、それ以外は一度も無かった。
ボクは1~2年の先生には可愛がられなかった。
3~4年の先生には憎まれていた。
卒業式の時に挨拶に行ったら無視されましたから、
小学生の時でも自分が嫌われていたことが分かりました。
ボクは、森西先生の時が一番伸びました。
学校が好きだったから。先生のことも好きだったから。
森西先生は、ボクのような生徒からも善き点を見つけ出してくれました。
ボクは悪かったけど、弱い者いじめはしなかった。
いじめられている子がいるとボクの仲間に入れてあげるんです。
そうすると、いじめられなくなるから、ボクがケンカに強かったわけではありません。
ボクの仲間は悪い奴が多くて、
ケンカに強い奴らも多くて、
それで、ボクの周りにいるといじめにくくなるのです。
それを見つけてくれたのも森西先生。
こんなボクでも善き点を見つけてくれました。
ボクの中にある正義を見つけてくれた先生でした。
リーダーはこのような人でなければならない。
その子の善き点を見つけ、伸ばしてあげられる人。

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久保先生と城ちゃんが沖縄まで来てくれました!仲間はありがたいですね

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今日の沖縄は久しぶりの晴れ!景色がきれいでした!

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絵にかいたような夕日、ジョギングをしている見ず知らずのおじさんと一緒に眺めました。

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【断食17日目】
24時に寝て8時に起きるという生活リズムで過ごしている。
ヨガを始めて2日目から体調が良くなりだした。
心を静かに落ち着けて、呼吸を整え、筋を伸ばし凝りを取る。
普段でも出来る体調管理。
昨日、今日と二日連続、
本のアイデアが思い浮かんだので「夢ノート」に書き留める。
こういうことは、だいたい実現する。

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(誰もが人生の時間は限られている)
ボクがこんな無茶なチャレンジをするのも、
年がら年中ハードなスケジュールで活動するのも、
なんのためらいもなく44歳で会社を辞めたのも、
今も行きたくない仕事先は金銭に関係なく断れるのも、
37歳の時に13時間に及ぶ脊椎腫瘍の手術の時に、
医師から死を覚悟させられたからと、
その手術後、首の左の血管の周りの腫瘍は取り切れなかったので、
1年に一回はMRIで腫瘍が成長していないかを見続けなければならないという
宿命を背負っているからです。
ボクが4か月間入院していた脳外科病棟は非常に死亡率が高い病棟で、
つい先週まで話をしていた人が、亡くなって行く日々を経験したからです。
「人はいつ死ぬか分からない」 ということを肌身を持って体験しました。
人生に時間がどれだけあるのかは分からない。
無駄なことに大事な時間を使いたくない。
出来る事は、今すぐやらなければ、人生の時間は限られている。
ということを知っているからです。
それは誰もが同じなのです。

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今日は、午後から少し体を動かすだけで疲れる。
昨日は元気だったが、今日は体が重い。
一進一退。かなりキテるな。
という感じ、さすがに17日目、
舐めていてはいけない。
晴れているので、少し浜辺で日向ぼっこ。

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【断食18日目】
朝から雨。
低気圧のせいか頭が重い、
血行が悪く体中の筋がミシミシいう、
しかし、18日間何も食べていないのだから、
体調が普通のわけなく、体調の事を考えることが無駄なのだと思う。
終盤戦、100キロウォークに例えると
84キロチェックポイント辺りのイメージだろう。
やる以外はないという位置を歩いている。
しんどい、と思ったところで、しんどいのが治るわけでもない。
電話であったとしても人と話すと、
相手の心境というか波動のようなものを受けるので、しんどくなる。
最小限にしないといけない。
TVもニュースと天気予報くらいしか見ないが、
選挙後の政治のニュースは観ていると、
ニュースキャスターが政治家にする質問が攻撃的で
争いの波動があるのをものすごく感じる。
この人たちは、これで幸せなんだろうか?
ボクは普段これをなにげに観ているが、
普段からこういう波動を知らぬ間に受けているんだなぁ。と思う。
普段から善き波動の人と付き合う事を心掛けなければならない。
それが自己防衛。
そして、もうあと三日間しかない今回の断食の期間、
心を清く強く持つ訓練をする。
どのような状態でも心を強く持てるための最高の訓練の場である。
仕上げの3日間。
この三日間の為に今までの18日間がある。
一番苦しく、一番勉強になり、一番冴えわたる三日間、
自分自身を変えるための終盤戦。
すべてがそこに凝縮されている

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【断食19日目】
今回の断食は、成功やな!
寝ていても食べ物の事がぜんぜん想い浮かばない。
想念すらも清まっている感じが分かる。
人はいつも何かを考えている。
仕事の事、生活の事、今困っていること、
将来の事、夢・希望の事、
その中には多くの欲望やとりこし苦労が含まれている。
そんな事も含めて一切が思い浮かばない、
清まっている。かといって無気力なわけではなく、
自分自身に克てている心境。
ヤル気はガンガンにある。
自信に満ちている。
うまく説明は出来ないが、いい感じ。
対する人は、自分の心の写し鏡だから、
相手の心がこちらに投影する。
こちらの心が無色透明なら相手の心が観える。
自分自身に一切の欲望が無ければ、
自分自身がこの世に産まれるときに
神様から与えられた使命を素直に生きることが出来る。
他人と比べることなく自分自身の使命ある人生を、
これが本当のブレないということ。
目を閉じて瞑想をしていると、
ただ光一元の世界であることを感じる。
そしてその光は柔らかい温かい。
人は常にこの光に護られて生きているのだなと実感する。

blog.rapot-12
昨夜、ウッディ沖縄のマーキュリー金城さんが、
スタッフのみなさんの応援手紙を持って来てくれた。
スタッフで仕事しながら5日間断食をしている人がいるらしい。
沖縄の皆さんは素直だ。
ウッディの仲間はありがたい。
We Are One Big Family ウッディチキン

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沖縄の断食は、
町に出ても、
肉類が多いので食べ物屋さんでの刺激を受けにくい。
肉類や油物は復食の時に食べられないので、
脳裏に残らない。
20日目ともなると、
皮膚の脂分がなく髭を剃ると血が出る。
食べ物も食べていないのに髪の毛や髭や爪はよくのびる。
そういえば今日が誕生日。
52歳。 生まれ変わりの52歳の分岐点になるだろう。
21日間断食、21日以上の断食は3回目、
1回目は、21日間をやるのに必死だった。
2回目は、さらに記録を伸ばそうとして27日間で断念した。
そして、3回目の今回は、
起承転結をキッチリつけれる断食が出来きた。

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ついに最後の日を迎えた。
6時に目覚める。
静かな朝である。
海も穏やか、今日は快晴になるだろう。
今回の場所は、今までで一番良かった。
朝起きたら海が見える。
部屋も快適で、風呂、トイレもきれい、
それに広くて、マッサージも近くにあるので、快適。
今日一日、お世話になった部屋、
お世話になった、トイレ、風呂、テーブル、コップ…などなど一つ一つに
お礼を言う。
今回の断食は、何かを得るのではなく、
心の重荷を捨てるというか、
空にする断食たった。 善き断食になった。

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【続・断食21日目】
今日は不思議な現象が起こっている。
写真を撮る時、オートシャッターで取っているのだが、
二回に一回の割合でハレーションを起こす。
朝から何度の取っていて、ようやく先ほど気が付いたが、
自らが光を放っているようだ。
今までになかった現象。
同じカメラなのだから。
いつものデジカメ。

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【満願】
今回は沖縄で断食を行った。
気候的に暖かい方が楽だということもあるが、
景色もよく陽の立地を選んだ。
そして、 体調が悪い時の克服の仕方。
体の血行が悪くなったとき。
精神の立て直し方。
肉体のコントロール。
心の重荷の捨て方。
どんな状態でも心をプラスに持っていく訓練。
素直な心で、自分で考え判断し、自分で工夫し、
克服して21日間をつくることが出来きた。
21日間の中に、起承転結、を持つ断食になってよかったと思う。
神様に護られた21日間でした。
合掌
ありがとうございます。

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22日ぶりの食事。おかゆ、味噌汁、さんぴん茶。

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思い返してみると、
21日間断食で一番助けられたのは、この景色だと思う。
晴れの日、雨の日、曇りの日、
朝起きて夜寝るまで、
この景色があったので癒され救われたのではなかったのだろうか。
目に見える景色が思考を善くする。

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(言葉の重み)
自分で自分にツッパリ通すくらいの人間でなければ、
他人に頑張れって言えないような気がするんです。
例え、言えたとしても、その言葉に重みはないでしょう。
自分で証明してないわけですから、過去の栄光だってダメですよ。
現在進行形で頑張り続けている人の言葉だけが重みのある言葉。
どんな形の頑張りでも現在進行形でなければね。
心に届かない。
だからと言って現在進行形で頑張っている人は、
思い上がってはいけない。
上には上がいるのだから、自分自身もっと上を目指せる心。
謙虚な向上心を持たねばならない。
それが本物に近づく道。
一歩一歩。

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(国防)
沖縄に一か月弱滞在して思ったことは、
戦争の傷跡がかなり深い、
中国人はもちろん信用できないが、
アメリカ人だって信用できない。
今は日本が子分みたいにしているから
友好関係が出来てるだけで、
いつでも牙を剥いてくるだろうことを感じる。
中国よりマシなだけ、
沖縄の人達はそれを肌身で感じ取っている。
米軍基地は、安保条約だけの為ではない、
日本の監視をしているのだ。
日本が逆らわないように、
アメリカの立場で考えると分かること、
白人は黄色人種を下だと思っているのだから、
そう考えるとオスプレイ配備なんか止めれるわけない。
沖縄で流れているニュースは本土では流れていない。
この事すらマスコミはコントロールされている。
ただ、アメリカとは仲良くやっておいた方が平和のためにはいい。
甘えのない友好関係を作り下手に出ないで済む外交をするためには、
日本は憲法を改正して、
防衛費を増やし自立しないといけないと思う。
攻め込まれなくするために。
悲しいことだが中国や北朝鮮に日本の平和論は通用しない。
いじめに遭わないために護身術を身に付けるのに似ている。
近所にチンピラ(北朝鮮)とヤクザのボス(中国)が住んでいる環境なのだから、
これに反対しているのは、
ケンカもしたことが無い秀才が暴力反対、と言っているのに等しい、
そんな戯言は通用する相手じゃないでしょうに、
だから最低の武力は必要なのだろう。
侍の国なのだから。

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(ちょっと運動)
内臓を活動させるため歩いてみる。
5㎞、1時間、痩せてスエットはズレズレ、
靴はダボダボだが、足腰に力がみなぎって来た。
2食、食べただけで、
昨日まで坂道を上がるとハァハァいってたのに、体が軽い。
脊椎腫瘍を乗り越えた生命力と、
100キロ歩いたこの足と
21日間断食を達成した精神力があれば
何でも出来る気がする。
「気」が充実している。

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(家族が迎えに)
家族が、迎えに来てくれて21日間断食が終了しました。
今回は大成功!!

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