いとー先生のブログ
「文化」を持っているでしょうか?
影響力があるものを文化と言います。
例えば、森林保護の祈りを込めた「マイお箸」。
例えば、地球温暖化防止を考えた「節電」や「植林」。例えば、肉食はむごいということを考えた「菜食主義」。例えば、十分すぎるくらいにに物が有り、感謝を忘れた生き方を知識上だけじゃなく心から感じるための「断食」。
色々あると思いますが、どれも「なぜ、そんなことするの?」と思い、聞き、納得すれば自分もやる。そんな、ゆるやかだけれども他に影響力があるものを文化といいます。
それに比べ「文明」というのは「合理性」「便利」「快適」「利害」「損得」といったものが文明で、今はアメリカ文明が世界を支配していますが、影響力というよりは「支配」と言った方が適切でしょうね。
行き過ぎると、とんでもないことになる。
これまでの歴史の中でも文明の終わりは、何か神から人類への警告のような滅び方をしていることが多いですね。
日本の文化は大切です。
お茶を点てる行為に時間をかけて、障子を閉めるのに一度座ってゆっくり閉める。
合理性だと足で閉めてもいいものですが、そうはしない。
損得じゃなく行動の美学、生き方の美学を追い求めて生きる生き方。
これが武士道を代表する我々日本人の基本精神です。
日本の理念は、聖徳太子が日本で一番最初に制定された十七条憲法の第一条第一項にある「和をもって尊しとせよ」にあるように「大和の理念」大調和なんですね。
今我々に出来るのは、後世の人たちが豊かに暮らせるように、地球環境を残しておく行動が最大の文化です。