いとー先生のブログ
余命宣告の後、思ったこと
余命宣告の後、脊椎腫瘍の手術前日に思ったこと
37歳の4月9日に脊椎腫瘍の手術を受けました。前月3月にMRIで腫瘍が見つかり腫瘍は小指の第一関節くらいの大きさで首の骨の中にある脊椎という神経の束にできていて、その頃には手だけでなく足にも痺れがあり階段を降りる時には手摺につかまらなくては降りれないほどでした。
脳外科医から親と妻を呼んで話しがあり手術しなければあと半年の命。
手術の前日に妻と生後6ヶ月の赤ちゃんだった四番目の颯哉くんを抱きながら見た病院の庭の満開の桜。いまでもあの時に気持ちを覚えていますが生きていることへの有り難さ、もしかすると二度と見ることができないすべての風景が輝いて見えました。
自分自身の心に迷いが生じた時、あの病院の景色を見に行くことにしています。
会社勤めしている自分はごく普通のサラリーマンでした。倒産しかかった父親の会社を手伝った時期や大病をして4ヶ月入院して感じ考えた時期に多くの人の支えで生かされている自分自身に気づき心の底からの感謝が出来るようになった時、何かが変わり人生が変わった気がします。